
私自身、どこの誰に相談してよいか分からなかった
これまで金融の仕事に長く携わり、お金や将来について考えることを仕事にしてきました。
そんな私の人生観が大きく変わったのが、30代の時の長期入院です。
それまでは、努力すれば何とかなる。頑張れば前に進める。
そんなふうに楽観的に生きていました。
けれど病気を経験して、自分一人の努力だけでは、どうにもならないことがあると初めて痛感しました。
仕事も暮らしも、それまで思い描いていた通りにはいかない。
戸惑う毎日が続きました。
そのとき、私を助けてくれたものの一つが「お金の知恵」でした
これからの収入はどうなるのか。今あるお金で、どのくらい生活できるのか。
働き方が変わったら、将来はどう変わるのか。
戸惑う中でも、一つひとつ数字にして、使える制度を整理することで、
漠然としていた不安が、少しずつ「考えられること」に変わっていきました。
- 今の貯蓄で何年暮らせるのか、見通しを立ててみよう
- 加入している保険からお金を受け取れるのか、確認してみよう
- お金にも働いてもらうために、無理なく続けられる積立投資を始めてみよう
そんなふうに、それまで培ってきたお金の知識や経験が、先の見えなかった私を立て直す力になり、
ようやく未来に希望が持てるようになりました。
この経験を、誰かのために役立てたい

元気になるにつれて、自分自身の経験を、今度は誰かのために役立てたいと思うようになりました。
かつての私のように困っている人のために、お金を通じて何かできないだろうか。
金融商品を介してではなく、その人の人生に寄り添ったお金のサポートができないだろうか。
考えた末にたどり着いたのが、「人生を軸に、お金と暮らしを整理する」という今の仕事でした。
保険や相続など、個別の相談先ではなく、人生全体を見渡してお金のことを相談できる場所が、もっとあってもいいのではないか。
だったら、人生計画がガラリと変わった私がやろうじゃないか。
そう思ったのです。
相談者の人生が変わっても、関われる「居場所」でいたい

「お金のことはAIに聞けば便利だ」という意見を、聞くことがあります。
もちろんAIは有能なので私も活用していますが、ひとりひとりの人生全体を見渡して、人生の悩みや想いを汲みとって、一緒に笑ったり泣いたりという存在にはまだなれないと思っています。
私は、かつて自分がそうだったように、情報の沼にはまって抜け出せにくくなったり、自分の軸を持たないことで、ずっと迷い続ける人々の相談をたくさん受けてきました。
私がFPという仕事を続ける理由は、そういう人々が冷静に未来を見渡して、本当に自分の人生にとって大切なことを大切にしながら、お金を上手に使いこなせるようになってもらうためです。
そのために、私は、いつでも相談を受けられる「居場所」として存在していなければいけません。
最新の情報をアップデートして、ご相談者の話をよく聴き、私自身も健康で笑顔でい続けることを心がけ、いつまでも大好きなこの仕事を続けていきたいと思っています。